PLINTH Coin Ring -Nike のご紹介

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今回は、1世紀初頭のローマ帝国で発行されたコインを使ったリングをご紹介いたします。

 

PLINTH Coin Ring -Nike(SV925)


今からおよそ2000年前、西暦1世紀初頭のローマ帝国初期にマケドニアの古代都市フィリッピで発行されたコインです。

フィリッピは共和政ローマが帝政へと移行する決定的な契機となった激戦の舞台でした。
勝者となった初代皇帝アウグストゥスによって、ローマの退役軍人や近衛兵たちが移住する植民都市として再建され、ローマ帝国の誕生と軍事的な勝利の記憶が色濃く染みついた特別な場所です。





コインの表面、中央にはギリシャ神話の勝利の女神ニケが刻まれています。
ローマ神話におけるヴィクトリアにあたる彼女は、古代ローマにおいて最も崇拝された神の一人でした。
スポーツブランドの名前の由来なのは有名な話です。

コインに刻まれたヴィクトリアの左向きのシルエットは、勝者に贈られる月桂冠と栄光を象徴する棕櫚(しゅろ)の枝を手にしています。
2000年の時を経た今もなお、その姿は凛とした気高さを感じさせます。

彼女の周囲のVIC AVGの文字は、VICTORIA AUGUSTI(皇帝の勝利)を意味し、
広大な領土を統治する皇帝の権力とそれを支える絶対的な勝利の概念が刻印されています。

 


裏面にはローマ軍を象徴する三本の軍旗が刻まれています。
軍旗に並ぶ円形の装飾はファレラと呼ばれ、ローマ軍における栄誉や所属を示す象徴でした。

そしてその周囲には、COHOR PREA PHIL(フィリッピの近衛大隊)の文字が刻まれています。
皇帝直属の精鋭部隊であった近衛兵たちにとって軍旗は部隊の魂そのものであり、兵士たちは命を賭してこれを守り抜きました。

驚異的な組織力と規律の正しさで世界を征服していった、ローマ軍団の足音が聞こえてくるかのような意匠です。

こちらのリングは18.5号のお作りです。

コイン自体が持つ戦いの意匠の強さに対して、フレームには余計な装飾を施さずにシンプルに仕上げています。
ヘアライン仕上げのクリーンな金属の面が、長い年月によって磨耗し深い味わいを帯びたブロンズコインの質感と美しいコントラストを描いています。

 


 

新しい時代の幕開けとともに、勝利の栄光や都市の誇りが込められたコイン。

前進する勝利の女神の姿がお守りのように寄り添い、持ち主となる方の歩みをそっと支えてくれる存在となれば幸いです。

詳細は、以下の商品ページよりご覧いただけます。
PLINTH Coin Ring -Nike