PLINTH Coin Ring -Hercules のご紹介

いつもご覧いただきありがとうございます。Hepholの門倉です。

今回は、ルカニア地方メタポンティオンで発行されたコインを使ったリングをご紹介いたします。

 

PLINTH Coin Ring -Hercules(K18YG)


メタポンティオンは現在の南イタリア、ブーツの土踏まずの辺りに位置します。

当時はマグナ・グラエキア(大ギリシャ)と呼ばれた本国ギリシャを凌ぐほどの経済的・文化的繁栄を誇った地域がありました。
その中心地の一つが、古代都市メタポンティオンです。

哲学者のピタゴラスが晩年を過ごし、自身の学派を率いた土地としても有名です。




コインの表面刻まれているのはギリシャ神話最強の英雄ヘラクレスの横顔です。

彼が頭に被っているのは、十二の功業のうち第一の試練で退治したとされるネメアの獅子の皮。
刃物も火も通さない不死身の皮膚を持つ怪物ライオンをヘラクレスは己の怪力のみで締め伏せ、その毛皮を身にまとったと伝えられています。
以来ライオンの皮は英雄ヘラクレスを象徴する姿となりました。
また、この時のライオンは獅子座になったと言われています。

ヘラクレスのの不屈の意志と折れない心そのものが、このコインに刻み込まれているかのような凛々しい姿です。


裏面には麦の穂の意匠が刻まれています。
メタポンティオンは、古代ギリシャ世界でも有数の穀倉地帯として知られていました。
人々は自らの都市を豊かに育む大地の恵みに深い感謝を捧げ、繁栄の証として麦穂を何世紀にもわたりコインに刻み続けました。
麦の穂は農耕と豊穣の女神デメテルのシンボル。
デメテルはオリュンポス十二神のひとりで、主に穀物(特に小麦)の生育や大地の恵みを司っています。
彼女と娘のペルセポネには四季の起源になったエピソードがあります。


都市を守る英雄ヘラクレスと、人々の暮らしを支えた麦穂。
この小さなコインには古代の人々が理想とした豊かさの姿が刻まれています。


リングの裏側には、英雄ヘラクレスの不屈の神格化を讃える光。
そして大地の麦を瑞々しく育てる太陽の生命力をも思わせるかのような放射状の彫りを施してあります。

こちらのリングは17.5号のお作りです。
力強い意匠のコインのため、シンプルな造形に留めています。




持ち主となる方のこれまでの努力が、豊かな実りを結ぶように願いを込めて。

 

詳細は、以下の商品ページよりご覧いただけます。
PLINTH Coin Ring -Hercules

 

Archives & Journalに戻る