余白を残す

いつもご覧いただきありがとうございます。Hepholの門倉です。

 
今回はHepholのジュエリーの仕上げについてご説明いたします。

 



ジュエリーの仕上げには、いくつかの選択肢があります。
鏡のように磨き上げることもできれば、あえて素材の表情を残すことも。

Hepholでは、多くのアイテムでヘアライン仕上げを採用しています。
それは光を受けたときの静かな反射や見る角度によって表情が変わる、
ある種の「曖昧さ」を大切にしたいからです。

鏡面のように磨き上げられた状態は確かにひとつの完成形かもしれません。
しかし私たちは時間が経つにつれて刻まれていく細かな傷や少しずつ深まっていく色味まで含めて
素材そのものの価値だと捉えています。



もちろん、全てが曖昧な仕上がりですとぼんやりとした印象になってしまいます。
コイン周りの枠やリングの内側などの必要なところには鏡面仕上げを施し、優しい雰囲気の中にもピリッと締まる要素を取り入れています。

ヘアライン仕上げは、ご愛用いただくうちに表面が衣類や物と擦れることで刻まれた筋が徐々に滑らかになっていきます。
マットな質感から少しずつ艶が増え、立体感のある仕上がりになっていきます。
ですがこれを「磨耗」と捉えるのではなく自分だけの艶へと育っていく過程として、時間の重なりを楽しんでいただければ幸いです。

もちろん再仕上げも承ります。お気軽にご相談いただければと思います。


最初から完成されすぎていないこと。
それは手にした方の日常や時間が重なっていくための「余白」でもあります。

使い込むほどにあなただけの風合いへと育っていく。
その変化の過程にこそジュエリーとしての本当の愉しみがあると考えています。

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